こんにちは。ApparelX事業部のカヤバです。
マスク需要が高まる中、布マスクに使える生地や抗菌加工等の衛生上の機能性素材が注目を集めています。
その中で、生産が追いついていないクレンゼ®加工生地の他に、注目を集めているCatLight®という生地をご紹介したいと思います。
目次
以下引用させていただきます。
Catlight®は東海染工株式会社の独自加工技術と株式会社豊田中央研究所が開発した可視光応答型光触媒V-CAT®の融合により生まれた光触媒加工です。
http://www.tokai-senko.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/11/catlight-1.pdf
光に反応して様々な機能性が発揮される生地の加工技術という事ですね。
光触媒加工とは?他の生地とは何が違うのか見ていきたいと思います。
従来品の光触媒効果というのは、紫外線による物が多かったようですが、Catlightは可視光線(400nm~520nm)でもその光触媒機能が発揮されます。
ナノレベルの微粒子(7~19nm)を用いているので風合いや色相に影響ありません。
汗から生ずるニオイ成分を分解消臭します。
洗濯で落ちきらない有機汚染物質(汗・皮脂汚れをに含まれるタンパク質等)を太陽・蛍光灯の光で分解します。
光触媒による抗菌作用で衣服及び素肌を清潔に保ちます。
特徴を列記しましたが、それでは、実際にマスクの資材としての有効性はどうなのでしょうか。
生地の特徴として、汚れの分解、消臭、抗菌機能があり、衛生面で安心感があるので、洗って再利用するマスクの表地として使える生地だといえます。
1つ注意したい点が、抗ウイルス性能はないという事です。
あくまで、口に辺り、繰り返し使用することで不衛生になりやすい布マスクの表地として、その光触媒加工が衛生面で役に立つという事です。
行政の布マスク配布問題が浮上して、にわかに注目を集めている布製マスク。
もちろん、医療用マスクや繊維の隙間の小さい不織布の使い捨てマスクよりはその効果は弱いかもしれませんが、人に移さない効果は期待できる様なので、布マスクの必要性が変わることは無い様に感じます。
せっかく作るのであれば、より衛生的な生地のほうがよろしいかと思います。
以下にマスクに関する記事のリンクを貼っておきますので、参考にしていただけ
ればと思います。
セレクトショップでの販売やオーダースーツの採寸や縫製に携わってきました。
2020年に女の子が生まれました。日々の成長を楽しみに仕事しています。